利用限度額を増やして欲しい時

利用可能額をあげる方法は増枠と一時増枠

クレジットカードには、1ケ月に利用できる利用可能額(限度額)が設定されています。

 

この可能額は皆が同じではなくて、「年収・利用継続年数」の違いによって、個人差があります。

 

自分の利用可能額を知る方法

カード発行時にカードが張り付いている用紙に「利用可能額がどのくらい使えるか?」ということが必ず記載してあります。

 

最新の額を知りたい場合は、クレジットカードサイトの自分のアカウントにログインすることでチェック可能です。

 

一般的に設定される額

個人差があるとは言え、ほとんどの方は同じような額に落ち着きます。

  • 未成年、学生:10万円
  • 専業主婦:20万円
  • 会社員:30万円
  • スコアリングが高い方:50万円〜
  • 会社経営者:100万円以上

 

増枠・一時増枠という方法

自分に設定された利用可能額に対して「少なすぎるから、もっと上げて欲しい!」と思うかもしれません。

 

実は、カード会社へのお問い合わせで多いのが、

  • なぜ審査に落ちたのか?
  • どうしたら増額できるのか?

という2つの質問なのです。

 

増額に関しては、
  • 増枠
  • 一時増枠

という方法があります。

 

増枠という方法

 

どちらも、審査が必要になりますので、「即日で」というわけにはいかない点に注意が必要です。

 

審査日数

基本的には、お申し込み日を含めて2営業日は見ておきましょう!
ただし、自分が優良顧客である場合は、審査は半日ほどで済むこともあります。

 

増枠する方法

ご利用のクレジットカード会社の、

  1. ホームページからオンライン手続きする方法
  2. コールセンターに電話する方法

の2パターンのやり方があります。
初めて増枠する場合は、コールセンターに電話した方が、仕組みもわかるのでお勧めです。

 

ただし、利用可能額を上げてもらう前には、必ず実績が必要になります。

 

利用期間の実績が必須

クレジットカードを取得して数ヶ月しか経過してない場合は、増枠審査自体を断られてしまうこともあります。

 

各社で基準が異なりますが、「半年以上」のカード利用年数が必要になります。

 

年収、預金額などもチェックされる

顧客の年収・資産の関係で、希望する増枠額に見合わない場合は、審査に落ちてしまうこともあります。

 

信用情報が悪化している最悪は解約

さらに、ただ審査に落とされるだけでなく、カード発行後に支払い遅延などを起こして自分の信用情報が傷ついている場合は、カードの強制解約に至るケースもあります。

 

なので、増枠申請には、多少のリスクがあることも理解しておきましょう。
もちろん、どこの金融機関に対しても、遅延・滞納を起こしていない方は問題ありません。

 

毎月の利用額が少ない方

毎月、カードをそれほど利用しておらず、従来の可能額で十分なのに増枠申請をした場合も結果は微妙です。

 

下手をすれば審査に通りませんし、もしくは希望額に満たず、少ない額のみの増枠に終わることも多々あります。

 

ですから、増枠するタイミングとしては、
「今はショッピングの利用限度額が10万円しかないけど、毎月上限近くまで使っているので、それでは確実に足りないことが明らか」
というような状況がベストです。

 

一時増枠する方法

一時増枠とは、使い過ぎてしまうのが嫌なので増枠はしたくないけど、来月はたくさんカードを使いたいから一時的に利用可能額を増やしたい時に利用できる仕組みです。

 

「一時」というのは、基本的には2ヶ月間です。

 

海外旅行

一時増枠でよく利用されるケースが海外旅行に行く場合です。

 

海外に行けば、ツアーで旅行代金を支払っていても、

  • 食事代
  • お土産費用
  • 娯楽費

など、やはりお金は必要になってきます。

 

だからと言って、防犯の面でも多額の現金を持ち歩くのは危険が伴います。
外国の人から見たら、日本人は、まだまだ裕福だと思われています。

 

カード会社も旅行でクレジットカードを利用する事は、当然ながら理解しているので、増枠申請に対する警戒もそれほどされません。

 

その他のケース

海外旅行旅行以外でも、

  • 冠婚葬祭
  • 引越し
  • 歯科治療
  • 家賃のまとめ払い
  • 会社関係なら決算前の設備投資

など、どうしても一時的に利用額が増えてしまうタイミングがあると思います。

 

そんな時に、銀行振込みで済ませてしまっても良いのですが、ポイントが貯まるなどのメリットを諦めたくない方は、増枠というものを試してみてください!

 

ショッピング枠とキャッシング枠

増枠は、

  • ショッピング枠(S枠)
  • キャッシング枠(C枠)

の利用可能額に対して、別々に申請を行うことができます。

 

管轄の法律が異なります

ただし、クレジットカードは、

  • ショッピング枠:割賦販売法
  • キャッシング枠:貸金業法

のように管轄の法律が違います。

 

これは何を意味するかというと、キャッシング枠は総量規制の対象になっているということです。

 

総量規制とは「年収の3分の1を超えてお金を貸してはならない」と定められた法律です。

 

ですから、増枠の申請の際にも金額が大きくなる場合には、所得証明書の提出を求められることもありますので留意しておきましょう!

 

楽天カードを2回増枠した体験談

私が仕事用に楽天カードを発行した時は、

  • プレミアムカード(個人)
  • ビジネスカード(法人)

の両方合わせての利用可能額が月100万円でした。

 

ですが、会社での支払い多い時など、年に1回〜2回ほどですが、月100万円では枠が足りない時が出てきていました。

 

本来ならクレジットカードで購入して、経費の簡略化やポイントを貯めたりしたいところだったのですが、銀行振込で買わざるを得ない状況でした。

 

そこで、楽天カードにお願いして、倍となる月200万円に増枠をお願いしました。
ですが、結果は月150万円までならOK!との回答でした。

 

しかし否決ではなく、何とか50万円はアップできたので、その時はありがたかったです。

 

1年後

やはり月150万円では足りない月が数回出てくるようになっていました。
そこで、前回の増枠申請から1年が経過していることですし、月200万円に思い切って再チャレンジしてみました。

 

結果はOK!

 

このことから、クレジットカードを発行して年数が浅いうちは、やっぱり大幅な増枠申請は通らないということです。

 

上記の流れのように、50万円単位など小刻みに申請した方が、カード会社からの印象も良くなるのではと思います!

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