信用情報は早めに回復できました!

任意整理のブラック情報(事故情報)が時効前に消えた!

前回の「任意整理した時にカード絡みで不便だったこと」の続きです。

 

任意整理した後クレジットカードの更新が叶わなかった私は、「どうにか信用回復できないか?」と、無我夢中でネットで調べました。

 

「ブラック情報が消せる」
などの即効性がありそうな物は、すべて胡散臭いものばかりです。

 

ネットで調べた結果、やはり「出来る限り早く完済して時効を待つしかない」と判断しました。

 

上記↑文章に対する管理人補足

「早く完済する」の意味とは?

「任意整理」とは、弁護士や司法書士が債権者(貸金業者など)と交渉して、債務者が返済できるように借金の額を大幅に減額することを言います。

 

ですから、上記では「早く完済」という言葉が使われています。

 

自己破産の場合は借金が帳消しになるので、そちらをイメージすると違和感を覚える表現だったと思います。

 

時効の正しい意味

「時効」と言うと、逮捕や返済せずに逃げ続けて期限切れを待つという意味に感じられるかもしれません。

 

ここでの時効は、「個人信用情報機関の記録に登録される期間が終了するまで」という意味となります。

 

任意整理は個人信用情報機関にどう登録されるの?

下記は、任意整理が各個人信用情報機関に掲載され続ける期間をまとめた表です。

CIC(クレジットカード系) 掲載されない
JICC(消費者金融系) 5年(任意整理を行うという通知から)
KSC(銀行系) 掲載されない

 

なんと任意整理が個人信用情報機関に載ってしまうのは、JICC(日本信用情報機構)だけなんですね。

 

CICには掲載されないなら、クレジットカード審査はすぐに通ってしまうの?
と思われるかもしれませんが、あくまで上の表は「任意整理を行ったかどうかが掲載される期間」です。

 

つまり、延滞や滞納を行ったという「異動情報」は、各個人信用情報機関に掲載されてしまいます。
※異動情報=ブラックリスト扱いという意味です

 

なので、任意整理としてはCICに掲載されなくても、異動情報は掲載されているので、どのみちクレジットカードの審査には通らない(通りづらい)状況になってしまいます。

 

【参考:異動情報の掲載期間は?】

CIC 完済してから5年
JICC 完済してから1年(延滞している間は消えない)
KSC 完済してから5年

 

KSC(全国銀行個人信用情報センター)の場合は、よく10年間と書かれていますが、これは官報に情報が掲載された場合のみです。

 

任意整理の場合は官報に破産情報が掲載されることはありませんので、5年間で考えておきましょう!

 

ちなみにクレジットカード審査の場合は、CICとJICCしかチェックしていないカード会社が多いので、官報に情報が掲載される自己破産であっても、実質は5年が時効と考えても問題ないケースが多いです(詳細は下記)。

 

官報に名前が載る債務整理の種類

ちなみに任意整理以外の債務整理の種類には、

  • 民事再生(個人再生)
  • 自己破産
  • 過払い金返還請求

 

この中で官報に名前が掲載されてしまい、KSCに10年間も登録されてしまうのは、自己破産と民事再生です。

 

  任意整理 民事再生(個人再生) 自己破産
官報に 載らない 載る 載る

 

(ここから体験談に戻ります)

 

お金が入ったら、とにかく残額分を返済しました

それからは毎月の給料だけでなく、ボーナスなどまとまった金額が入った時には、ほとんど強制的に借金の残額分の返済に充てるようにしました。

 

最初2年ぐらいは特に厳しかったですね。
深夜、仕事が終わってから学生バイト達とラーメンを食べに行って、情けないことに、どさくさ紛れに奢ってもらったこともありました。

 

個人信用情報機関の存在を知る

そうしているうちにネットで個人信用情報機関の、

の存在を知ることになりました。

 

JICCの入り口

 

これらの窓口を通せば自分の信用情報が有料で開示でき、

  • 自分の今の信用情報の状況
  • 金融機関に自分の信用度がどう見られているのか?

等がすぐにわかります。

 

窓口が近いなら積極的に開示しよう!

私は関西在住で、家族に内緒で整理したこともあって大阪で窓口開示を行いました。
最初に訪問したのは消費者金融がメインで利用しているJICCでした。

 

たまたま残高がわずかだった業者をボーナスで全額返済し終えたタイミングでした。
なので、一つ完済したことで何か変化はないか?と淡い期待を抱いていました。

 

結果は・・・
まだ借入件数が残っている・残っていないに関わらず、全ての業者分の事故情報が記録されていました。

 

これでは、どう考えても新たなカード作成は無理です。
悔しかったですが、これをきっかけにして、少しでも好転したかもと思う時はすぐ窓口開示に出向きました。

 

最初はJICCに数回通いましたが、次第に信販会社がメインで使うCICに行くようになりました。

 

新たに借金したいというよりはクレジットカードを作成したいという考えだったので、自宅から近いCICに4年以上は通いました。

 

ちなみに開示料金は1回につき500円ほどです。

 

5年の時効を待たずして異動が消えた

CICに通いながら自分の信用情報をよく見ていると、4年以上が経過したある日、異動が消える時効の5年を経ずにクリーンな状態になっている業者がありました。

 

不思議に思いましたが、しばらくすると別の業者で延滞した情報も消えていました。

 

おそらく、業者によっては裁量で時効よりも早く信用情報を回復してくれているのでしょう。
これも真面目に返済を速めてきた効果だと思いました。

 

こうして私は晴れてブラックリストから復活されました!

 

それ以来、以前に増して窓口開示に出向いて他の業者分の進捗もチェックするようになりました!
ピーク時は月1ペースで行っていたと思います。

 

何も考えずにジックリと5年待った方が気持ちが落ち着いて良いのかもしれませんが、私の場合は「一日も早くクレジットカードが欲しかった」ので、何度も足を運んでしまいました。

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