私が自己破産をすることになった理由

どうして自己破産をしたのか?

私は「クレジットカードの使い過ぎによる自己破産経験者」です。

 

最初は少しずつ少しずつ使えば良い!
そう思ってたのですが、いつしか歯止めが利かない結果になりました。

 

どうして、そのようになことになったのでしょうか?
このページでは、私が自己破産した理由を紹介しています。

 

クレジットカードで自己破産

 

初めてクレジットカードを手にする

私が初めてクレジットカードを手にしたのは24歳の時です。
大学を卒業して社会人になり、お付き合いで勤務先で扱っているクレジットカードを作りました。

 

当時はまだ、現金支払い主義の両親と同居していたので、その影響もあって、カードを使う機会はなくそのまま保存した状態で毎日を過ごしていました。

 

もしあのまま両親と同居していたら?
私は自己破産なんて経験をしないままで生きてこれたはずです・・・

 

自己破産への道が始まる

就職してから3年後に念願の一人暮らしを始めることになり、親元を離れました。
一人暮らしを始めたことにより、クレジットカードを使っても現金主義の両親にはバレません。

 

最初は支払いできていた

欲しい物があった時、「今はお金がないけど次の給料が入るまで待てない!」
そんな状況がちょくちょくと起きるようになりました。

 

そして、私はクレジットカードを使って、その欲しいものを手にするようになりました。
でも金額としては僅かなもので、次の給料でちゃんと支払いも済ませていたのです。

 

最初のうちは・・・

 

「使っても払えば良い、ただそれだけ!」
と思った私は、エスカレートするようにクレジットカードを使い出しました。

 

しばらくの間は、自分で考えて何とかなる範囲で使用し、口座振替日に入金を怠ることもありませんでした。

 

私はサラリーマンですので、毎月に頂く給料は決まっているので、自然と使える金額には限界があります。
そこでやめておけば良かったんだと思います。

 

カードがいつの間にか4枚に!

でも出先で機会があれば、カードを更にあと1枚という感じに申し込んでは発行し気づけば4枚になっていました。

 

欲しいものが出来る!カードで買うの繰り返しです。

 

クレジットカードの使い道

就職をしてお洒落を楽しみたいと思う年頃でした。
少ない給料から流行の洋服やバッグなどを買うことがストレス解消でした。

 

一人暮らしをしていたので、

  • 家賃
  • 光熱費
  • 食費
  • 交際費

などの暮らすためだけでなく、お付き合いにかかるお金も必要でした。

 

自分の収入では支払いきれなくなる

明らかに収入と支出のバランスを見失っていたと思います。
そして、いつしか支払い能力も限界に達し、足りなければキャッシングを利用して支払うことになる始末です。

 

債務残高はみるみるうちに増えて行き、気づけばもうどうにもならない状況に陥ってたのです。

 

今振り返ってみれば、途中で払えなくなることについて気付いていたと思います。
でも感覚が麻痺しており、借りることへの違和感が持てなくなっていました。

 

もう自分の意思だけでは、止まることができなくなっていたのです。

 

こうして私は司法書士に依頼して書類を作成してもらい、地方裁判所へ破産申立書を提出し、破産宣告を受けるに至りました。

 

また後日、無事に?免責が確定され、借金を精算することができました。

 

弁護士がいいのか司法書士がいいのか?

破産手続きを行う場合、

  1. 弁護士に依頼する
  2. 司法書士
  3. 自分で

の3パターンの方法があります。

 

もちろん123の順番で依頼料が高くなっていき、321の順番で自分の手間と作業時間が増えます。

 

わからない方はネットで調べると共に、法テラスなどに相談されると良いと思います!

 

自己破産をしたことは周りには知られない

自己破産をするとどうなるのか?
私はそのことについて詳しくは知りませんでした。

 

でも漠然と思っていたのは、

  • 人生の脱落者なのでは?
  • ただ単に逃げてるだけなのでは?

そう思ってました。

 

当然ながら、自己破産した事実は周囲にバレるもので後ろめたい思いをして生きていくもので、それが自己破産と言うことだと思っていました。

 

勤務先には何かしらの報告が入り、クビも覚悟?と思ったこともありました。
なので、自分でも、なかなか踏み切れずにいたのです。

 

実際に自己破産すると

まず、自己破産をすると日本国の機関紙である「官報」に掲載されます。
しかしこの「官報」を目にする機会がある方はごく一部の人のみのものです。

 

ごく一般的な生活をしてれば目にする方はまず居ないですし、そもそもこの「官報」というものの存在を知ってる方はどれだけ居る?という話です。

 

実際、私自身も自己破産を機に知ったくらいです。

 

なので、官報を見てないということは、私が自己破産したことも知らないということです。
つまり、周りの人間から後ろ指を指されたり、変な噂をされることもありません。

 

自己破産直後は、上司に呼ばれた時にビクビクしてたこともありましたが、バレることは一切なく私は普通に仕事をし、生活をしていました。

 

自己破産後に急にお金が必要になったら?

自己破産をするとクレジットカードを含め、まず借金は出来ません。
金融機関の信用情報機関に事故情報として登録をされるからです。

 

事故情報の登録期間は5年もしくは10年と言われています。※個人信用情報機関によって登録期間が異なります
その間は何が何でも現金主義になるしかないのです。

 

現金主義になるがゆえに給与を貰っても少し余裕をもって使い、もしもの時や何か欲しいものが出来た時のために残しておきました。

 

クレジットカードや借金に頼れないことから「何としてでも現金を残さないと!」という危機感もありました。

 

出来る仕事が限られてしまいます

私はもともとは銀行で勤務していました。

 

破産の手続きを行うと免責許可決定までは、金銭を管理する業務には就けないそうです。
その業務の中に銀行も含まれておりました。

 

ちょうどこの時は転職を考えてた時期で、他行への転職が第一候補となっていました。
ですが、こちらに関しては断念せざるを得ない結果になりました。

 

自己破産をした後に感じたことは?

思ったよりも自己破産をしたことによってのデメリットの少なさを知りました。
もちろん、良いことでないのはわかっています。

 

でも毎日のように「借金の返済どうしよう」と悩んでいた日々から開放され、二度と同じことはしないようにと自分の中で決めて前向きに生きようと思いました。

 

自己破産を通し、自分の愚かさを見直し立て直すきっかけにもなりました。

 

次は「自己破産してカード審査に落ち続けた時のこと」です。

5分で見つかる
1 審査に自信がない方
どうしてもクレカが欲しい人にお勧めの一枚。選ばれている理由とは?


2 現在収入がある方に有利
過去の履歴より「現在の収入」を重視して審査


3 クレジットカードの代替案
代替案としてバンドルカードという選択肢も!