名義貸し・名義冒用とは?

名義貸しと名義冒用

家族や恋人が自分のクレジットカードを勝手に使ってしまうケースと似ている、もう一つの注意が必要なケースを紹介したいと思います。

 

例えば、Aさんと仲の良い友人Bさんが、
「消費者金融でお金借り過ぎちゃって、何の審査にも通らない状態になっちゃったんだよね。
でも、どうしても仕事でクレジットカードが必要だから、Aさんの名前でカードをもう一枚作ってしばらく自分に使わせてくれない?
支払いは責任を持って、絶対にこっちがやるから!」

 

とお願いしてきたらどうでしょうか?

名義を貸して!

 

  • 仲が良い友人
  • 仕事で絶対に必要らしい
  • 支払いは責任持ってやると言っている

など、ついつい同情してしまいそうなキーワードが並んでいますよね。

 

ですが、Aさんがこの状況でクレジットカードを作ってBさんに渡したら、それが「名義貸し」です。

 

当然、クレジットカード会社は、名義貸しを認めていませんので、Aさんは大きなペナルティを背負うことになってしまいます。

 

支払い責任は名義人が負うことになります

友人のBさんが使った分の支払いを行っているうちは、カード会社にもバレずに使い続けることは可能かもしれません。

 

ですが、Bさんが、そのカードを利用して使ったショッピングやキャッシングの支払いを行わなくなった時、カード会社は容赦なく名義人であるAさんに請求を行います。

 

Aさんが「自分は使っていない!使ったのはBだ!」
と主張しても、Aさんはそもそも、そのことを知って協力したので、支払い責任は避けられません。

 

自分の貯金や親などの協力で、すぐに返済できる額なら良いですが、自分の経済状況も悪ければ、一気に利息が膨らんで債務整理にまで発展してしまうこともあります。

 

また、Bさんとの友情も二度と復活することはないでしょう。

 

もし、最初のBさんのお願いを断っていたら、その時点で友情が壊れていたかもしれませんが、借金が残ることはありませんでした。

 

お金が絡んでくる無理な相談は、結局は悪い結果につながることが多いので、最初から断ってしまいましょう。

 

「名義貸し」は、形は異なりますが、責任を背負うことになるという意味では連帯保証人に似ていると言っても過言ではありません。

 

もしAさんの状況になったら

もし名義貸しを行ってしまって上記のAさんのようになってしまったら、以下の対応が参考になると思います。

(1)カードを廃止する

すぐにカード会社に連絡して、クレジットカードを廃止し、それ以上は使えないようにしましょう。
そうすれば、ひとまず被害が拡大することを防げます。

 

(2)返済を要求する

今回の例ではBさんになりますが、名義人であるAさんがカード会社に支払った分を、後日にでも返済してもらいましょう。

 

ただ、そもそも支払い能力がなければ、法律の力を使っても返済してもらうことは難しいです。

 

また、Bさんとの交渉や、各種連絡を待つ間など、非常にストレスがたまることは覚悟しておきましょう。

 

(3)相手の親など親類に立て替えてもらう

もしBさんが逃げてしまった場合は、Bさんの親などに話を伝えるという手段もあります。
ただ、こちらに関してもBさんの親に支払い義務はありません。

 

あちらの対応次第では、非常に難しい交渉になってしまいます。

 

以上のように、名義貸しで自分が支払い責任を負ってしまった場合、有効な解決手段がありません。
解決するまでは非常にストレスが溜まる日々だと思います。

 

最悪は「自分で支払って忘れてしまう」というのが、逆に一番ストレスが溜まらない方法です。
何一つ良いことはないので「名義貸し」は絶対に行わないようにしましょう!

 

名義冒用(めいぎぼうよう)とは?

一方で名義冒用とは何でしょうか?

 

「冒用」というのは、許可を得ずに勝手に使うこと。
という意味なので、誰かが名義を勝手に使ってしまうという意味になります。

 

今回のケースで言えば「BさんがAさんの個人情報を不正に利用してクレジットカードを作ってしまう」という状況になります。

 

このケースは名義貸しとは異なり、
Aさんは名義を勝手に使われたことをカード会社に証明すれば、支払い義務は免れます。

 

名義貸し詐欺にお気をつけください!

上記を読んで頂ければ、「名義貸し」は名義を貸した人に支払い責任が付いてきてしまうことをご理解頂けたと思います。

 

その仕組みを利用して、主に学生をターゲットしたアルバイト詐欺が流行した時期もありましたので、お気をつけ頂ければと思います。

 

手口は、非常に簡単です。
金融機関の調査と称して学生にアルバイトを持ちかけ、その学生名義でお金を借りてこさせるのです。

 

その学生が借りたお金(10万円)は首謀者が預かり、代わりにいくらかのアルバイト料(1万円)を支払います。
そして最後に、「これでアルバイトは終了です。返済はこちらでしておきます」と締めくくります。

 

その後、詐欺の首謀者はもちろん返済なんてしません。
残るのは学生名義で借りた借入金だけです。

 

「えっ、そんなの学生に支払い責任あるの?」
と思われるかもしれませんが、名義貸しの仕組みからすると、そうならざるを得ないのです。

 

ですが、クレジットカードだけでなく金融関係全般の契約において「自分の名義は絶対に人に貸さない」というのを知っていれば防げることです。

 

ぜひ、ご自分だけでなく家族や周囲の大切な人にも周知徹底してあげてください。

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