クレジットカードの自己責任論

家族や恋人が不正利用(無断使用)しても自分の責任

クレジットカードには不正利用(無断使用)の問題が起こることがあります。

 

試しに、以下のようなケースを考えてみましょう。

  • 子供が親の財布からカードをコッソリ取って、使ってしまった
  • 彼氏に2万までの約束で貸したら10万円使われてしまった
  • 普段、生活のお世話をしてくれている人に預けていたら不正利用された

など。

 

上記の場合、カード会社に対して支払いの義務が生じるのは、

  • カードの契約者
  • 勝手に使った人

のどちらになるでしょうか?

 

支払うのは誰?

 

正解は「カードの契約者」になります。
「えっ何で?不正利用は補償の対象になるんじゃないの?」と思われるかもしれません。

 

ですがスキミングや盗難が原因ではない場合は、基本的には支払い義務は契約者本人になってしまうのです。

 

不正使用すべてに対応しきれない

何でそんなに冷たい対応になってしまうのかというと、年間数十億円という金額が、そのような不正使用によって使われているからです。

 

意外に思うかもしれませんが、盗難などの被害額より倍ほども不正使用の方が多いのです。
※一般社団法人クレジット協会のデータより

 

2000年前半あたりまでは、どちらの被害額も100億円を超えている時期もありました。

 

それから技術の向上や各社の必死の対応により年々減ってきてていますが、人間関係によって起こる不正使用に関しては、なかなか防ぐことができていないというのが現状なのです。

 

なので、カード契約者本人が「人には絶対に貸さない、使わせない」ということを徹底して、自衛するしかありません。

 

カード会社の利用規約

クレジットカードの利用規約にも、クレジットカード会社の対応方針については書かれています。

 

善管注意義務

利用規約には、「クレジットカードはあくまでカード会社が私たち会員に貸与しているものなので、善良な管理(善管)態勢をもって、注意する義務がある」という善管注意義務が定められています。

 

簡単に言うと、「それはうちが貸してるだけだから、しっかりあなたの責任で管理してね!」ということです。

 

これはレンタルでDVDなり車を借りた場合と同じです。
やはり、借りた人の不注意で、家族が商品を傷つけてしまった場合は、それは保険も適用されずに弁償する必要が出てきますよね。

 

保険免責

また、利用規約の「支払い免除の対象外」という項目を見ると、
「会員の家族、同居人、留守人その他会員の委託を受けて身の回りの世話をする者等、会員の関係者が紛失、盗難等に関与し、又は不正使用した場合」
と表記されています。

 

つまり、家族などの身の回りの人が、あなたのクレジットカードを失くしたり、盗まれた場合は、カード会社は責任を免れますよ!
ということです。

 

ですから、いくらカード会社に文句を言っても受け付けてはもらえないのです。

 

店舗側の対応

クレジットカード会社も加盟店と協力して、身近な人間による不正使用を減らそうと努めています。

 

カード会社には大量の事例が集まってくるわけなので、そこから「よくある不正のパターン」を発見し、同じことが起こらないように対策するのです。

 

加盟店の対応

 

例えば、契約者情報から察するに、明らかに

  • 性別が違う
  • 国籍が違う
  • 年齢が知多う
  • いつもと違うエリアで使用されている

など、店舗側の店員が不審に思った場合や、不正検知システムのアラームが作動した場合は、契約者に電話で緊急連絡をして確認を取ったりしています。

 

それでも、不正使用も偽造も「イタチごっこ」なのは万国共通の課題となっています。

 

第三者に盗難された場合は保険が適用

家族等ではなく、まったく知らない第三者にクレジットカードを盗まれて不正利用されてしまった場合は、クレジットカードの盗難保険が適用されます。

 

現在発行されているクレジットカードの場合は、90%以上の確率で盗難保険が付帯されています。
ですから、このケースは、金銭的な負担を心配する必要はありません。

 

ただし、自分のクレジットカードが盗まれると、後処理によって心理的・体力的に疲弊しますので、完全に自己防衛しておくにこしたことはありません!

 

契約者は泣き寝入りするしかないの?

クレジットカードを家族や恋人に勝手に使われてしまった契約者は、その使った人からお金を取り返すことは可能でしょうか?

 

一応、警察に被害届を出すことはできますが、それで逮捕につながるわけはなく、受理されて終わりなのが一般的です。

 

恋人などの他人ならまだしも、家族が相手の場合は、果たして被害届や民事訴訟などの行動につなげられるかは実際難しいところだと思います。

 

そうなってくると、最終的には、本人を説得して分割返済をお願いするしかありません。
家族以外でしたら、その人の親に連絡するなどの手段もあります。

 

従って、結局は上記のように「カード会社の免除のような特効薬」のような解決策はないということになります。
自己責任として、ある程度は諦めざるを得ません。

 

なので、問題が起こらないように、しっかりと保有しているクレジットカードを管理するのが一番の対策となります。皆様もお気をつけください。

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