嘘のお申込み内容がバレてしまうのはなぜ?

虚偽の情報がダメな理由

昔、金融の勉強になるかと思ってナニワ金融道(著:青木雄二)という漫画を読んでいたことがあります。

 

スマップの中居君でドラマ化もされていました。

 

ナニワ金融道

 

保険証の文字を書き換える

ナニワ金融道の最初の頃のストーリーで、借金に困ったある女性が消費者金融が集まったビルの中に入り、お金を借りるというシーンがあります。

 

その女性は、もちろん既に多重債務者でしたので借りられるはずがありません。
ですが、保険証に書かれた誕生日の数字の1の部分を4だか7だかに書き換えて、見事に審査をパスしてお金を借りてしまったのです。

 

この漫画は結構古いので、もちろん今は保険証は手書きではないので同じことはできません。
ですが、

  • 女性が結婚後
  • 男性が婿養子になった後

の旧姓を利用するなどして、何とか虚偽の書類を作成することに成功したとして、それで審査の人間を騙すことができるでしょうか?

 

ホワイト問題につながってしまいます

姓名や誕生日を捏造すれば、まったく違う人間のデータができあがるので、一見、それで簡単に審査に通ってしまいそうな気がします。

 

ですが、今後は逆に、これまでのクレジットカード利用履歴が全くないことが、逆に不自然に映ってしまうようになるのです。

 

20代中盤くらいまででしたら、不自然ではないのですが、30歳を過ぎて、まったく履歴がない場合は、

  • 債務整理を行って履歴がクリアされた
  • もしかしたら虚偽の情報かも

というような可能性を疑われてしまうのです。

 

クレヒスが全くなくて逆に審査に通らないことを、専門用語で「ホワイト問題・スーパーホワイト問題」と言います。

 

偽の情報を書いてしまったことで、今後は他の問題に当てはまってしまうのですから、ここらへんは皮肉としか言いようがありません。

 

クレヒスがない場合の審査部の調査方法

これまで本当にクレジットカードを使ったことがない人の場合は、見分けが難しいのですが、虚偽の情報で申し込んできた場合、実は審査部は簡単に嘘を見破ることができます。

 

例えば、結婚前に事故を起こしてしまった方が、旦那さんの姓で申し込んできた場合、審査部は当然ながら旧姓の情報も確認します。
その時点で旧姓で何か事故を起こしていたらアウトです。

 

さらに、手の込んだ方は旧姓の方を偽造してきます。
そういった可能性も考えて、審査部は下の名前と誕生日のデータの組み合わせでもチェックをかけているのです。

 

もちろんこの方法だとドンピシャでわかるわけではないのですが、数人までには絞ることができます。

 

その絞った中に、過去に滞納したままで未払いのままだったりした人がいると、「おいおいアヤシイぞ」という空気になってきて、さらなる調査が行われます。

 

例えば、添付されている本人確認書類が見計らったように「最近取得した運転免許証」だったらどうでしょうか?
いかにも怪しいですよね。

 

クレジットカードの審査部には、そういったノウハウが蓄積されています。

 

ナニワ金融道が書かれた時代は、まだ良かったのですが、その後に消費者金融が広く利用される時代になり、それに伴って色々な対策が進化し、法律も変更されました。

 

嘘の年収を書いたらバレるの?

「クレジットカードの審査にどうしても通りたい!」と思っている方が、ついついやってしまう最たるものが「年収を本当に貰っている金額よりも多く書いてしまう」ということです。

 

やはり、

  1. 年収が高い
  2. 安定した収入があると思われる
  3. 審査に通る

という論理で考えてしまうからです。

 

実際は年収は審査項目の1つに過ぎず、スコアリングシステムでトータルに判断されているので、上のような簡単なロジックではないのですが、嘘の収入額を書いて申告してしまう方は多いのです。

 

それでは、カード会社は、お申込者が嘘の年収額を書いた場合、どのようにそれを見抜くのでしょうか?

 

(1)業界水準から高い確度で推測しています

クレジットカード会社には、これまでのお申込者の大量のデータが蓄積されています。

 

ですから、

  • 業界、業種:電機メーカー、商社、公務員など
  • 会社の規模:東証一部上場か?大企業か中小企業か?
  • 年齢、勤続年数
  • 役職:同じ30代でも課長に昇進しているか?

などの情報から、年収の相場というものを把握しているので、かなりの精度で推測できてしまうのです。

 

例えば、「半導体業界A社にお勤めの35歳男性で、まだ課長に昇進していないなら年収は500〜600万円」というような感じですね。

 

あなたがお申し込み時に提出した年収の額と、上記の相場が一定の乖離であれば、何も問題はありません。

 

極論を言えば、本当は年収480万円なのに年収500万円と書いたとしても、480万円であれば相場内の水準なので、カード会社は気にしないしその嘘はわからないのです。

 

なので「嘘をつくなら、小さな嘘まで」ならついて大丈夫ですが、ついたとしても大して審査に有利にもならないので、それでしたら嘘もつかない方が良いことはお伝えしておきます。

 

(2)所得証明書(収入証明書)の提出を求める

通常の審査は、自動審査で行われていますが、「この人少しあやしいな」と審査プログラムが判断したら、人間によるマニュアル審査に切り替わります。

 

そこで「年収が平均より高すぎる」と判断された場合は、電話で所得証明書の提出を求めることもあります。

 

また、クレジットカードのキャッシング枠の方が50万円以上の限度額となる方の場合も、所得証明書の提出を求められます。
※50万円以下の場合でも、他の消費者金融やカードキャッシングを合わせて、利用額が100万円以上になる場合も同様です

 

これは貸金業法が改正されて、総量規制が始まった後から徹底されていますので、「大きめのキャッシング枠を希望している方は収入の嘘はつけない」と理解しておいて間違いないと思います。

 

その他のよくある虚偽の情報

上記で紹介した以外にも微妙に嘘の情報を書いて、お申込みされる方がいます。

  • フリガナを変える:本当はウエダなのにウエタ
  • あえて読みがなを書かない
  • 性別をごまかす:ユウキという名前はどちらにも取れる

今の時代で虚偽のデータを通すというのは、かなり難しいものと考えてください。

 

少なくとも、どこかで見聞きした程度の情報で試すのだけはやめて頂ければと思います。
情報が表に出ている時点で、既に対策が取られているはずです。

 

虚偽の情報で一か八かの勝負をするよりも、ブラックリストの人がクレジットカードを作る方法はありますので、そちらを試してみてください!

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