信用調査部の仕事を紹介

カード会社の信用調査部

クレジットカード会社には、信用調査を行う部署があります。

 

通常の審査業務の他に何をするところかというと、顧客の利用状況によっては、

  1. 怪しい動きをしている既存会員の動向を注視
  2. 再度、審査が必要な人を対象に調査

したりしています。

 

信用調査部のお仕事紹介

 

(1)既存会員のチェックを怠らない

入会審査の時点で問題がなかった顧客でも、時間が経過するにつれてカードを利用する内容や目的に少しずつ変化が起きてくる顧客が出てきます。

 

まずは、その具体例をいくつか紹介していきます!

 

カードを使って、キャッシングで補填している方

例えば、
クレジットカードで買い物をした分の支払いの補填を、明らかにカードキャッシングで行っているのが利用状況から分かる人です。

 

消費者金融系では、A社で借りた分の返済をB社から借りて一時的に返済をしのいでいくことを「自転車操業」と呼んだりしますが、その構造とほぼ同じですね。

 

自転車操業を毎月行っている人は、じきに支払い遅延が起こる可能性が強いので要注意人物とみなして定点観測していきます。

 

ショッピング枠は使わずキャッシング枠ばかり使う方

また、ショッピングや飲食・各種支払いなど本来のクレジットカードの使い方をせず、キャッシングのみ(現金目的)で毎月利用している人も、要注意しなければならない対象者となります。

 

お金の使い方が荒くなりすぎている傾向にあり、要はクレジットカードを「お金を作る為の道具」として使うような状況に陥っていると予想されます。

 

【カードキャッシングは高い利息を支払うことを忘れずに!】
そのような方は他の消費者金融やカードローンでも借入れを行っている確率が高いので、その段階では、まだ延滞はしていなくても遅かれ早かれお金に滞りを見せる可能性が高いのです。

 

なぜなら、毎月高い利息も一緒に一括で支払っているからです。
お金が無いのにも関わらず、他の人よりも出費が多くなっている状況です。

 

さらに、こういう顧客は、キャッシングの利用限度額を一杯に使っているパターンが多いのです。
「毎月のお給料の範囲内よりオーバーしている」と考えられます。

 

現金化などの規約違反を犯していないか?

クレジットカードの現金化というのは、キャッシングが利用できなくなった方が、ショッピング枠で商品を購入して、それを割安で転売することにより現金を手にする手法です。

 

現金化は現在の法律上、違法ではありませんがカード会社の規約違反となります。

 

カード会社としては放置しておけば不良債権化しかねませんし、犯罪組織にお金が流れる可能性もあることから社会倫理的に放置はしておりません。

 

不審な利用明細は、信用調査部にチェックされていますので、絶対に利用しないようにしましょう!

 

(4)なぜ事前にチェックしているのか?

クレジットカード本来の利用目的ではなく、無理なカードの使い方をしていると、少しずつ普段の生活に亀裂が生じ始めてくるのが、これまでの大量のデータからわかっています。

 

そこで、にっちもさっちもいかない状況になると、債務整理などのステップに進んでいきます。

 

カード会社の信用調査部としては、

  • 顧客の為に
  • 自社の為にも

そのような結果にならないように、既存会員のチェックを行っているのです。

 

(2)定期的に再審査も行っています

日本のクレジットカード発行枚数は約2億5千万枚と、1人が複数枚持っている状況ですから既存会員は膨大な人数がおります。

 

なので、定期的とは言っても、全会員に再審査を行うことは、コスト面を考えても現実的ではありません。

 

となると、いつ再審査が行われるかと言うと、カード更新のタイミングです。

 

正直言うと、それでも膨大な作業量とコストになってしまうので、実際には、

  • 更新タイミングがきた既存会員の中で
  • 延滞を起こしている、上記のようにキャッシング利用が多い

というような条件が揃った会員を中心に再審査を行っています。
その時は、信用調査部の出番となるわけですね。

 

審査部の正体?

私が勤めていた会社では信用調査部という名前でしたが、

  • 審査部
  • 審査部門

という名前が付いているところもありますね。

 

そのクレジットカード審査部に勤めている人は、確かに審査手順については詳しいですし、ノウハウも社内にたまっています。

 

ですが、現在はスコアリングという手法が一般的になっている為、マニュアル化されている部分も大きいです。

 

なのでクレカ審査の担当者の仕事を、極端に簡単に言ってしまうと、パソコンが自動審査した点数結果を見て、マニュアル通りに合否の判断をするだけだったりします。

 

銀行が融資の審査を行う時、「金融庁のマニュアルに沿って行っているので、ビジネスモデルとかを厳密に精査しているというわけではない」という話を聞いたことあります。

 

それと同じで、クレジットカードの審査部の人間も、お申込者の人間性とか性格とか、そういったことまで見抜けるわけがありません。

 

過去に延滞を起こしていないかとか、そういったところを気をつけながら、あとは決められたスコアリング方式で自動審査を行っているのが実際のところです。

 

マニュアル審査

とは言え、審査部の人間が、ボーっと点数だけを見ているだけのはずがありません。
自動審査によって、人間の力による判断が必要という結果が出たらマニュアル審査に移っていきます。

 

もちろんマニュアル審査にも、きちんと手順書があるのですが、例えばお申込者に電話をかけて、

  • 不明点の確認
  • 所得証明書の提出を要請

するなど手間と時間をかけた審査が必要になるのです。

 

業務部が兼ねている場合も!

どこの会社にも「必ず審査部があるのか?」というと、そういうわけでもありません。

 

会社によって名前は色々ですが、業務部といった名前の部署がカードに関する全ての業務を管轄している場合もあります。

 

その場合は、審査も業務部が行うことになります。

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