でも完済してからカード審査に通るコツはあります!

借金完済後でもカード審査は厳しい?逆に踏み倒せるの?

これまで金融機関に対して借金があった方は、個人信用情報機関に詳細な記録が残ってしまいます。

 

ですが、借金は借金でも、借りてから一度の返済遅れもなく完済した方については、クレジットカード審査への影響を心配する必要はありません。

 

ここで取り上げたいのは、

  • カードローン
  • キャッシング
  • クレジットカード

を利用したにも関わらず、長期間の「遅延、延滞、滞納」してしまった過去がある方のケースです。

 

一生カードが持てないの?

 

つまり自分の信用情報に異動が付き、ブラックリストになってしまっている状態ですね。
こういった方の場合は、クレジットカード審査に悪影響が出てしまいます。

 

普段の生活においても、人からお金を借りて返さなかったら、信用を失ってしまいますよね。それと同じです。

 

その人がお金を借りた人(金融機関であっても)から信用を取り戻すのは、容易なことではありません。
それは無機質な金融の世界でも当然のことなのです。

 

ですが、だからと言って、クレジットカード発行が絶望的なわけではありません!
審査に通る可能性のある方法を、このページで紹介しています。

 

ブラックリストの人がクレジットカードを作れる方法」でも紹介しているので合わせてチェックしてみてください!

 

まずは事例として「完済したけどカード審査に落ちてしまった方の当時の状況」を見ていきましょう!

 

完済しても審査に落ちてしまう事例

その人は3年前にキャッシングの返済が未払いになり、それが半年ほど続いてブラックリストに載ってしまいました。

 

人生の中では、たった一度の金融事故です。

 

その後、一生懸命働いて真面目に返済をした結果、完済!
現在は年齢30歳、仕事も正社員で3年勤めているので収入も増えました!

 

一般的な審査基準で見ても、

  • 雇用形態
  • 勤続年数
  • 年収

は平均を上回っており、スコアリングシステムによる審査で足を引っ張る項目が無いくらいです。

 

本人としても「3年も経過していることだし、改めてクレジットカードを申し込みたい」と、考え始める頃です。

 

完済後でも難しいカード発行

完済してから5年以内なので、個人情報信用機関の記録には過去の延滞情報が残っていますが、ちゃんと「完済」としたことも載っています。

 

ですが、多くのクレジットカード会社の審査担当は、
「完済したのは、まだ最近のこと。年齢と勤続年数を見たら、転職した経験が見て取れる・・・」
というような判断をしてカード発行は見送るでしょう。

 

完済したのに?
それでも、延滞していたという事実には変わりはありません。

 

「完済=ペナルティが無くなる」ではない厳しさ

「完済」の意味は、
「本来支払うべき未支払い分+利息+遅延損害金」を支払ったという意味で、遅れて迷惑をかけた分のペナルティが無くなるという意味ではありません

 

一方で、ペナルティが無くなることを「喪明け」などと呼びます。

 

「喪明け」の意味は、
完済してから5年が経過して、自分の信用情報からブラックリスト(異動)のマークが消えるタイミングという意味です。

 

つまり、ペナルティがなくなるという意味です。
なので、完済したからすぐにクレジットカード審査に通りやすくなるわけではないのですね。

 

それだけ、個人信用情報機関に一度ブラックリスト登録されてしまうと、金融機関の審査に通ることは難しくなってしまうということなのです。

 

5年以内に発行の可能性はあるの?

では、1度ブラックリストに載った人は、少なくとも5年以内にはクレジットカードは持てないのでしょうか?

 

5年以内はクレカが持てないは都市伝説

よく「異動(3回以上連続で延滞すること)」が付いてブラックリストに入ると、5年間はクレカが持てない。
と書かれている情報を目にすることがあります。

 

ですが、5年はあくまでペナルティの目安的な期間でしかありません。

 

5年以内にクレジットカードの審査に受かるかどうかは、各カード会社の、

  • 審査基準
  • 審査担当者の判断

で決まってくるのです!

 

一番大事なことは、

ことなのです。

 

既に借金を完済しており、これからクレジットカードを申し込もうとしている方は、ぜひ上記を参考にしてみてください!

 

完済後、既に5年が経過した方は?

借金を完済してから既に5年が経過している方は、今すぐにでもクレジットカードをお申し込みしても大丈夫です。

 

ですが、私がお勧めしているのは、念のため個人信用情報機関で自分の信用情報を開示してチェックすることです。

 

なぜなら、完済したにも関わらず、金融機関から個人信用情報機関に連絡が行っておらず、「未支払い状態のまま」になっていることが稀に起こってしまうからです。

 

開示方法

例えば、事故を起こしたのが

になるのですが、開示請求を行うと自分の現在の信用情報を確認することができます。

 

それで本当にブラックリスト(異動)が消えているかどうかを確認できるのです。

 

住宅ローン審査への影響は?

昔の借金履歴が住宅ローン審査へも影響するのでしょうか?
基本的には、ここまで紹介してきた流れと同じで、信用情報に傷が付いていれば不利になりますが、絶対にNGということではありません。

 

また、債務整理を行った方の場合は、本当に完済しているのかどうか「完済証明書」の提示が求められることがあります。
※銀行などの金融機関は自分でも調査可能なので、本来は不要なのですが・・・

 

完済証明書とは?

完済証明書とは、消費者金融やキャッシング会社に発行してもらう書類のことで、「既にあなたが債務の全てを支払ったこと」を証明できる大事なモノです。

 

これは債権者側が自動で提出してくれる書類ではないので、自分から申請する必要があります!

 

これから完済したい!と考えている方は?

まだ借金を滞納している状態だけど、将来のことを考えると、「やっぱりキッチリ全額返済しておきたい!」と考えている方は、どんな方法があるでしょうか?

 

何個か方法がありますが、

などの解決策があります。

 

分割の方は、コールセンターに電話して、

  • 時間がかかっても支払う意思はある
  • 現状の収入・給料だと、毎月言われている額を支払うのは厳しい

というようなことを伝えて相談してみてください。
金融機関サイドも、不良債権になるより時間がかかっても支払ってくれた方が嬉しいので、決して邪険には扱われないはずです。

 

任意整理などの債務整理の方は弁護士や司法書士にお願いすることになります。

 

とにかく今後の人生において、クレジットカードやカードローン含め金融機関のお世話にならないと不便なことが多くなります。

 

逆に借金を踏み倒すとどうなるの?

それでは、まだ返済していない滞納分を、そのまま踏み倒して放置したらどうなるのでしょうか?

 

放置した場合は、個人信用情報機関にずっと異動が付いたままになります。
すなわちブラックリストの状態が続いてしまい、ずっと金融系の審査に通らなくなります。

 

個人信用情報機関に異動が掲載され続ける5年間というのは、完済してからの5年間という意味です。
ですから、踏み倒してしまうと、いつまでも時効になりません!

 

実は「5年間なんて長いから、どうせなら踏み倒してしまおう!」
という方は多いですが、人生の方がもっと長いです。

 

結婚して、車やマイホームなどを購入することになったら、必然的にローンを組む必要も出てきます。

 

その時の為に、きちんと完済して、ブラックリストから早めに脱出しておくことをお勧めします。

 

とにもかくにも完済しよう!

時間がかかっても良いので、きっちりと完済しておいきましょう!

 

完済後、まだ5年が経過していないけど、どうしてもクレジットカードが欲しいという方は「ブラックリストの人がクレジットカードを作れる方法」を参考にしてみてください!

5分で見つかる
1 審査に自信がない方
どうしてもクレカが欲しい人にお勧めの一枚。選ばれている理由とは?


2 現在収入がある方に有利
過去の履歴より「現在の収入」を重視して審査


3 クレジットカードの代替案
代替案としてバンドルカードという選択肢も!