クレジットカード会社からの督促の電話

督促の電話がかかって来たら?

クレジットカードの支払いを延滞したら、おそらく督促の電話がかかってくると思います。
「督促」と聞くと恐いイメージがありますね。

 

延滞者リスト

支払日から2〜3日後、口座引落しが出来なかった人をまとめた延滞者リストが、カード会社には上がってきます。

 

そして、延滞者リストに記載されている顧客ひとりひとりに電話をかけ始めます。
これは督促をしている部署で行います。

 

督促電話

 

会社や自宅、携帯電話にかけて必ず本人と話しをします。

 

初めの電話は、女性社員が多いと思います。
顧客を不安にさせない為と、柔らかい印象を受けさせるからだと思います。

 

督促のスケジュール

1ヶ月目

最初はやはり電話からスタートします。
上記のように女性スタッフが、電話口で優しい声で状況説明や延滞者の理由(言い訳)を聞くことから始まります。

 

とはいえ、各クレジットカード会社は「遅延は1ヶ月までに留めないと、そのままズルズルと滞納される」というノウハウを持っています。
これは、おそらく業界での共通理解となっていることです。

 

ですから、最初の1ヶ月目は電話とは言え、大半の方がしっかりと返済スケジュールを詰めるところまで誘導されてしまうのが一般的です。

 

2ヶ月目

2ヶ月目も電話での督促が一般的ですが、より専門的なスタッフが対応するなどして、口調も毅然としたものになります。
人によっては「厳しい対応をしてきた」と感じる方も多くなるタイミングです。

 

3ヶ月目

この頃になると延滞者の中には電話にも出なくなる方が増えるので、

  • 郵送(郵便物)
  • お宅訪問

の形式での督促に切り替わります。

 

それでも滞納を続けると、さらに法律を熟知した専門スタッフに切り替わり、法的措置を取られることにつながっていきます。

 

督促の電話の内容

上記に書いたように、最初はお知らせの電話です。
ですから居留守などせずに、積極的に電話に出られることをお勧めします。

 

昔の消費者金融とは異なり、クレジットカード会社の場合は、「片方の腎臓を売れ」などの恫喝や威嚇をするようなことはしません。

 

また、電話に出てカード会社の提案を可能な限りで受け入れる方が、債務者にとっても「完済」というより良い結果につながる可能性が高くなります。

 

よくある言い訳

初回の督促で、大半の顧客は、
「日にちを忘れていた」「残高が足りない事に気がつかなかった」
という返事がほとんどです。

 

オペレーターが電話をする時

カード会社が、契約者の自宅や勤務先に電話する時には、本人様以外の人間に対して会社名を名乗ることはありません

 

ご家族に内緒でクレジットカードを持っていることも多々あるからです。
例えば、契約者が男性の場合、督促の電話をご自宅にかけた時に奥様が出ることもあります。

 

その時に、こちらが何者であるか名乗れないのです。
なので、奥様からしたら、色々な意味で怪しいことこの上ありません。

 

その為、後から契約者であるご主人の方から、
「たった一回の延滞で自宅に電話してくるな!」
というクレームが、よく入ることになります。

 

ですが、お仕事ですからやらなければならないのです。

 

事前に自ら未払いに気がついたら

もし、電話の着信を見るなどして、クレジットカードの利用代金が未払いになっていることに自ら気がついた場合は、自分からカード会社に電話をかけるのも一つの方法です。

 

「事情があって引き落としが出来ませんでした」
のように素直に説明すれば、信用情報も傷つきませんし、何の問題もありません。

 

もちろん、事前にカード会社に連絡すれば、督促の電話もかかってこないので精神的にも楽だと思います。

 

期限を切ってお約束

通常月末までに支払いしなければならないのに延滞をしてしまった場合、再度、翌月20日あたりに銀行残高から引き落としが行われます。

 

その時にも、また残高不足になってしまうと、クレジットカード一時停止の措置が取られます。

 

ですから、翌20日までが、ご契約者様にとっても督促係にとってもタイムリミットになるのです。

 

督促係は「その日までに契約者様の銀行口座にお金を入金しておいてもらうか」もしくは「クレジットカード会社の銀行口座に直接、振込みしてもらう」ことを提案します。

 

大事なのは、期限を設けることです。
期限があることで、ご契約者様も、どうにかしてお金を工面される方がほとんどです。

 

分割支払いのお願い

経済的な事情で、わかってはいるけど支払いが困難な方もいると思います。

 

そんな時に督促の電話がかかってきたら、思わずムキになって、
けんか腰になったり、暴言を吐いたりしてしまうこともあるかもしれません。

 

ですが、今の個人信用情報の取り扱い的に、支払いを完済することなく個人の信用が回復することはありません

 

延滞したままで、今は支払いをせずに済ませられたとしても、将来、家を買ったり車を買う時に、色々な制限を受けてしまうのはご本人なのです。

 

ですから、督促電話がかかってきた時に、当面の支払いが困難な場合は、

  • 返済計画の相談
  • 分割支払いのお願い

など、そういったことを話し合われると良いのではないかと思います。

 

また、消費者金融でお金を借りて返さなかった場合になると、また違った心構えが必要になってくるとは思いますので、別途、対応方法を調べてみましょう。

 

もちろん、最近は法律が強化されたので、業者側も手荒なことはできなくなっています。

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