クレジットカード会社はどうやって儲けるの?

カード会社が儲かる仕組み

  • いつもカードで支払うけど、分割したことないからカード会社は儲からないよね
  • クレジットカードって、年会費無料だと赤字でしょ?

クレジットカードの仕組みについて、誤解をされている方がけっこういらっしゃいます。

 

確かに、小売業などと比較すると利益構造はとてもわかりにくいと思いますが、そこにはたしかに利益が出るカラクリが存在するのです。

 

もし今までクレジットカードの利益構造についてご存知なかった方は、これをお読みになりイメージだけでもつかんでいただけたら幸いです。

 

三者間契約

クレジットカードを利用してショッピングをすることは、三者間での契約が成立したことを意味します。

 

まず、三者とはいったい誰とダレと誰でしょうか?

  1. クレジットカードを利用する人
  2. 加盟店
  3. 発行会社

以上の三者です。

 

そしてこの「三者間契約」は、下記のようにそれぞれが独立した契約の集合体になっているのです。

 

  1. クレジットカードを利用する人と加盟店⇒売買契約
  2. クレジットカードの加盟店と発行会社⇒カード加盟店契約
  3. クレジットカードの発行会社と利用する人⇒カード会員契約

 

これらの契約がそれぞれ成り立つことで三者間契約が成立しています。

 

それぞれの役割のイメージ

次に、下の図をご覧頂くと、ザックリと関係性をイメージできるのではないかと思います。

 

役務

※()内の数字は時系列順になっています

 

厳密に説明すると、カード加盟店とカード発行会社の間にはアクワイアラーと呼ばれる加盟店管理会社が入るのですが、ここでは簡易的なイメージをつかんでいただくために割愛いたします。

 

カード会社の利益とは?

ここまで読んでみて、クレジットカードを利用すると、どこでどのような契約が発生しているかが理解できたと思います。

 

しかし、これでは三者間でお金をまわしているだけにすぎません。
いったいどこで利益が発生しているのでしょうか。

 

利益が出ている場所

 

ポイントとなるのは「(4)代金の一括立替払い」です。

 

カード加盟店に立替払いをする際に「加盟店手数料」なるものを差引いて立替えているんです。

 

この「加盟店手数料」はだいたい3〜10%ぐらいで、これがクレジットカード会社の主な収益源になっているのです。

 

仮に加盟店手数料を5%だとしてみましょう
  1. まず、カードを利用する人が、加盟店(ショップ)で10,000円の洋服を買いました
  2. 加盟店がカード発行会社へ10,000円の売上伝票を送信します
  3. 発行会社は、加盟店に加盟店手数料5%を差引いた9,500円を支払います
  4. 発行会社は、カードを利用する人に対して洋服代として10,000円を請求します

 

この差額の500円がカード会社の利益になるというわけです。
また、分割払いを選んだ場合は、分割手数料はすべてカード会社の利益になります。

 

それぞれの立場でのメリット

ここまででカード会社の利益構造の概要をお伝えいたしました。
しかし、それぞれ三者間にはどういったメリットがあるのでしょうか?

 

特にカード加盟店は、手数料を支払ってまで加盟店契約をする意味はどういうものなのでしょうか?

 

(1)クレジットカードを利用する人のメリット
  • 手持ちの現金がなくてもショッピングができる
  • 1回のほか、分割、リボルビングなど、多様な支払い方法から選べる
  • 購入した商品に保険がつくケースがある

 

(2)加盟店のメリット
  • 決済手段を増やすことによって、ショッピングにきたお客様を逃がさない
  • 少し高い商品(またはサービス)を選んでもらえる可能性
  • 確実に売上金が回収できる

 

(3)発行会社のメリット
  • カードを利用してもらうことで、自社の利益に繋がる
  • 利用者の嗜好の傾向がわかりやすく、DM等で次の売上につなげやすい

 

特にカード加盟店は、ショッピングにきたお客様を逃がさないという部分が大きいです。

 

お客様が気に入った商品を見つけたものの、その日のフトコロ事情で購入を見送ってしまうような場合があったとすると、そのお客様がまた来店する可能性はかなり低いものです。

 

そんなときにお客様がクレジットカードという決済手段を選択できたなら、その日の勢いで商品を購入してくれるのです。

 

年会費では儲かりません

最後に補足しておきますと、年会費があるカードとないカードがあります。

 

年会費は特にカード会社の利益となっているわけではなく

  • 旅行保険にショッピング保険
  • ロードサービス
  • 電話でのサービスデスク

など、クレジットカードに付随したさまざまなサービスを維持するために徴収しているものです。

 

年会費があってもなくても、このようにクレジットカードの基本的なシステムだけで利益は確保できるようになっているんですね。

 

じゃあ何で儲けているの?

というと、一昔前はカードキャッシングによる利息収入がメインでした。
クレジットカード会社なのに、消費者金融やカードローンと同じように、お金を貸して利益を挙げていたのですね。

 

ですが、2006年に貸金業法が改正されることが決まってからは、従来のような高金利でのキャッシングが不可能になってしまい、消費者金融だけでなくカード会社も大きく業績を落としてしまったのです。

 

その後は、リボ払いに力を入れる方向にシフトしてきましたが、それでもキャッシングのように高い収益性の代わりとはなりませんでした。

 

現在は、純粋にショッピングで多く利用してもらうことに原点回帰しているカード会社も出てきています。

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