現金なしで支払いできるキャッシュレス生活
現代社会では、
「クレジットカードという言葉を聞いたことがない人はいない」
というほどに、信用決済が浸透するようになりました。
クレジットカードは普及しているの?
カード発行数は3億枚(日本の人口は1億ちょっと)ですので、持っていないという人は、確率的から言っても、とても低いと思います。
ただ、それにも関わらず、利用率は12%程度しかなく、圧倒的に現金派の人が多いのです。
つまり、まとめると、
- カードは持ってる(1人3枚)
- カード決済するのはたまに(12%)
- ほとんど現金払い(80%以上)
というような状況です。
これでは、本当の意味で普及しているとは言えませんね。
なぜ現金で支払う人が多いの?
主な理由は「カード払いに対応しているお店が少ない」ということが挙げられます。
カード決済だと、お店側は手数料が発生するので利益が少なくなります。
なので、現金払いの方が嬉しいのです。
つまり日本でキャッシュレス生活を実現させようとすると、買い物できるお店が異常に少なくなってしまうので大変なのです。
カード払いが当たり前であるネットショッピングを多用しなければ、現状では生活が成り立たなくなってしまいます。
また日本人はお国柄的に「現金信奉者」が非常に多いです。
クレジットカードを頻繁に使うと「使い過ぎが怖い」という感覚を持つ人が多く、高い買い物以外は現金を使う人がまだまだ多数派です。
海外では、
- コンビニ
- スーパー
- キヨスクのような小さな売店
などの少額決済でも、ほぼクレジットカードで支払いを行います。
この日本の「独自に進んでしまった現金文化」が変わる為には、スマホや腕時計などを利用した手軽なサービスの普及が必要なのではないかと個人的には感じております。
また、その方法は「安心かつ安全な決済方法であること」が必須だと思います。
電子マネー
キャッシュレスと言えば忘れてはいけないのが電子マネーです。
クレジットカードは買い物が先、支払いは後払いになりますが、電子マネーはプリペイ(前払い)のものがほとんどです。
種類
- Suica
- PASMO
- Edy
- nanaco
- WAON
- QUICPay
- au WALLET
使えるお店
電子マネーの方は、クレジットカードよりも使える店舗が少ない印象です。
私はスイカとエディを使っていますが、日常で利用できるお店は、
- コンビニ各社
- 一部のファミレス
- 駅ナカに入っているお店
- 一部のスーパー
- マツキヨなどの大手ドラッグストア
- 一部のファストフード店
くらいです。
特に困るのがスーパーですね。
レジで小銭を探したくないので、電子マネーで支払っているのですが、対応している「ヨーカードー」や「いなげや」の限定されたお店にしか行くことができません。
あとは小さなパン屋さんなどは、100%カードにも電子マネーにも対応していません。
小さなお店が、大きな負担なくカード決済を導入できる仕組みが、早くできて欲しいと思います。
そこで登場してきているのがスクエアです。
デビットカードは?
本来であればクレジットカードと同じように使える存在になっていなければならなかったのがデビットカードです。
しかし、クレジットカードの代替品としての普及には完全に失敗している状態です。
とはいえ、VISAデビットカードであれば、クレジットカードでVISAを選んでいる人とまったく同じように支払いに使えるので、ひとまずそこまで不便はありません。
ブラックなどでクレジットカードの審査に通らない方は、キャッシュレス生活を目指すにあたって一考の価値があると思います!
最近普及しているプリペイドカード
最近、コンビニに行くと、一つの棚を埋め尽くしているくらい普及が進んでいる感があるのがプリペイドカードですね。
プリペイドカードは、
- 後払いのクレジットカードが嫌いな方
- クレジットカードだと使い過ぎてしまう方
- 審査に通らない方
- 誰かにポイントをプレゼントしたい方
というような方に人気です。
しかも非常にたくさんの種類があります。
- Amazon
- 楽天
- GooglePlay
- iTunes、AppStore
- LINE
- GREE
- mobage
- Ameba
上記のようなブランドごとのプリペイドカードの場合、アマゾン用に買って、ライン用に買ってというように、共通して使えないのがデメリットになってきますね。
VISAプリペイドカードもあるけど
もちろんVISA系のクレジットカードやデビットカードと同じように、VISAが使える店舗で利用できるプリペイドカードもあります。
ただプリペイドカードの場合は、
- チャージ(入金)手数料
- 管理手数料
が必要になってくることがあります。
年会費無料で利用できるクレジットカードと比べると、チャージするごとに手数料が取られるプリペイドカードは、デメリットが大きいと言えます。
ここがキャッシュレス生活を目指す上では難点になってきますね。
Square(スクエア)という黒船
今まではクレジットカードを店舗に決済する為には、専用のレジが必要だったりと大きなコストがかかってしました。
そういったものを取っ払ってしまうサービスが海外発の「スクエア」や「PayPal here」です。
日本の会社も類似サービスを後から行っています。
- 楽天スマートペイ
- Coiney
- ROYAL GATE
サービスの詳細
これが面白くてスマートフォンのイヤホン用の穴があると思うのですが、そこにリーダーと呼ばれるクレジットカードを読み取れる小さな端末を装着するのです。
上記のSquareリーダーは、
- 横2.5cm
- 縦2.5cm
- 暑さ:1.3cm
と非常にコンパクトサイズです。
お店が用意すれば良いので、上記のように
- スマホ
- 小さな専用端末
- 専用のレジアプリのインストール
だけなので、レジを買ったりする必要がないのですね。
スクエアのようなサービスが普及すれば、最初に紹介したカード利用率12%という数字が一気に跳ね上がることでしょう。
ビットコイン
まだまだ未知数な点が多いですが、仮想通貨のビットコインも見逃せないです。
今後どのようにキャッシュレス生活に貢献していくか、まだ形は見えてきませんが、一つの事例を紹介します。
例えば、アメリカのShift Cardでは、ビットコインでお買い物ができるようになっています。
私がスターバックスなどのカフェで上記のシフトカードを出すと、店員さんがカードリーダーで処理してくれて決済できてしまうのです。
お金の動きはどうなっているのかというと、決済後には私のビットコインの口座であるCOINBASEから、コーヒー代のみが差し引かれます。
このお金の動きから「ビットコインのデビットカード」という表現で言われています。
日本でもクレジットカードを中心としたキャッシュレス環境が、整ってもらえたらと思います!
消費者の選択の幅を広げてくれる!
どうして現金以外での、
- クレジットカード
- 電子マネー
などの決済方法が普及しないといけないのでしょうか?
潜在顧客の5人に1人を失っている?
飲食店やショッピング、美容系サービスを行っているお店が、クレジットカード支払いに対応していない場合、なんと5人に1人の潜在顧客を失っているというデータがあります。
確かに、20%の人が「このお店はカード払いできないから、アッチのお店にしておこう」と、最終的なところで判断を変えてしまっているというのは納得できるデータですね。
店舗によっては「クレジットカード会社に手数料を支払いたいくないから現金決済のみ」という拘りを持っているところも少なくないですが、20%の機械損失を考えて再検討するべきテーマだと思います。
また、オンラインショッピングでよく起こりうることなのですが、
- 世の中には支払い方法の種類が少ない
- 自分が利用したい方法が用意されていない
という理由で購入そのものを諦めてしまうこともあります。
上記のようなことが原因で、結果的に売上がダイレクトに減ってしまい、経済活動が鈍化してしまうことにつながります。
景気後退や税収減とも関連してきますので、経済を活発化する為にも決済方法の進化は欠かせないのです。
今後は高齢化社会も進みますし、ご老人でも使いやすい決済プラットフォームの登場が待たれるところです。
お財布が不要になる日
多くの方にとっては、クレジットカードは「お財布の中に入れるもの」だと思います。
ですが、お財布は、
- 女性でしたらバッグの中でかさばってしまう
- 男性でしたらお尻のポケットに入れると座りづらくなる
など、年々、邪魔者扱いされる風潮になってきていると思います。
最近では、
- 電子マネー
- ポイント
- 定期券
などの機能も付いている一体型のカードも増えてきたので、もっとキャッシュレス化が進めばお財布も不要になると予想します。
今後、小口決済がどのように進化していくかわかりませんが、お財布が時代遅れになるような時代は、そう遠くないような気がしています。
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クレジットカードの代替案
代替案としてバンドルカードという選択肢も!